「いやぁ、自分でもさすがによく行ったと思うよ。真冬の白川郷」
「ホントに。トラブル無く行けたのが今でも信じられませんよ」
「運が良かったんだよなー。天気も良かったし。気温もそこそこ上がってくれて。結局3度くらいまでは上がったんだったかなー」
「おまけに前日まで殆どずっと出てた高速のタイヤチェーン規制が、この日のお昼前に解除されて、チェーン巻く事も無かったですしね」
「前日まではかなりヤキモキさせられたけどね。一週間くらい前から、現地の天気予報と積雪と高速道路の規制情報をほぼリアルタイムで追いかけて、一喜一憂して・・・・」
「良い天気で良かったですね」
「ねー♪。けど、そこは雪国。天気が良くても積もった雪がこんなにも」
「この時、積雪約180a。こんな雪初めて見たよヲイラ・・・」
「ホントに雪の壁でしたよね〜」
「今年は雪、多かったから。例年は積もっても120aくらいみたいよ」
「それでも凄いですけどね・・・」
「で、」
「これが世界遺産白川郷の冬の姿」
「なんか、私が思ってたよりもずっとちっちゃな集落だったんですけど・・・・」
「ヲロ。そうけ? まぁ、ヲイラは夏は来た事あったから『こんなモンだよねー』って感じだったけど」
「世界遺産って聞いてたからかもですけど、もっとズラーッと並んでるのかと・・・」
「あー。ナルホドネー。ホント、山奥の山村ですよ。観光産業が無かったら生きていけないって言い切っちゃってもいいくらい」
「生活するにはちょっと大変そうですしね」
「さてさて、一旦高台から降りて下界をブラブラしますぞ」
「この時間になると、なんと厚い雲の間から太陽が差し込んできました」
「気温もグングン上がって、この時約5度。この時期の白川郷ではかなり高い方。いやぁ、やっぱりヲイラの日頃の行いがええからやね!」
「人のパンチラ作った人がいう言葉じゃないと思います」
「うひ!!」
「結構写り込んでますけど、観光客の人、多かったですよねー」
「パスツアーの団体さんが多いんだよね。雪も降るし、路面は凍るし、そもそも山奥すぎて普通に車で来るには勇気要るし。電車も通ってないし。バスツアーに乗っかって来るのが一番楽って人が多いんでしょうよ」
「寒冷地対策全然してない車で突っ込んでいった人がそんなサラリと・・・・」
「人によってはの話だよ!! ヲイラは自分の車で自由に動くのが好きなんだよ!!」
「それは分かってますけど、たまには無茶やめて乗っかってみてもいいんじゃないですか? 道中のワイワイもバスツアーの楽しみだと思いますし」
「えー、やだよ。お買い物タイムが2時間とかあるんだぜ。万が一トイレに行きたくなったら、周りから白い目で見られながら運転手さんにお願いしたりするんだぜ。ボカロ曲とか爆音で垂れ流しながら運転する方が遙かに楽だよ」
「マッタク・・・」
「これ、松っぽい針葉樹に氷柱がいっぱい付いてたって言うか、もう木自体が氷柱みたいになってたヤツですか?」
「そそ、家の玄関先に植えてあったヤツね。一番雫の感じがよく出てたのを見繕ってきました・」
「アレすごかったですよね。全体写した写真とかもなかったでしたっけ?」
「・・・・・・・・・」
「?」
「編集し忘れたの今思い出した」
「うぉい!!」
「まー、アレですよ、アレ。すごかったって事で」
「・・・・・」
「まー、アレだ! 尺ももう残ってないし。機会があればって事で。あとは後編に続きます」
「強引すぎます」
「後編ではいよいよ夜の白川郷が灯りに包まれます」
「という事は次回は白川郷の後編ですね」
「そうしたいんだけど、その前にまたちょっと寄り道。こっち先に行きます」
「桜!! こっちも綺麗でしたね」
「現在鋭意編集中。遠方取材も計画中だけど、その前にこっちで撮り溜めたの消化します」
「という事で、次回は寒かった白川郷から一気に季節を進めて、暖かい春の便りをお伝えします」
次回に続く・・・・・