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春の生野・出石(後編)



「う〜〜む。ルカさんやー」


 「はい?」


「スマン。今日はここで打ち止めだわ・・・」


 「えっ?」




「今、3時過ぎでしょ−。ココねー、1時間以内に済ませる自信ないわー」


 「そういう事ですか。ここも綺麗に咲いてますもんね」


「うん。とりまー、ちょいと遅いけどお昼にしましょう」


 「何食べるんですか?」


「やっぱ、出石といえば出石そばでしょ!」




 「小皿に別れて出てくるんですね」


「うん。ヲイラも初めて知った。ってか・・・、薬味がさ・・・」


 「多い・・・。ですよね」


「と言うか・・・、生卵? あとトロロもあるんやけど・・・」


 「使うんですよね・・・」


「そのままは食わねぇだろw」


 「ですよね」


※作法?としては、つゆだけ、ねぎ・ワサビ、山芋・生卵と順番に薬味を増やして味の変化を楽しみながら食すのだそうです。ちなみにヲイラは何も考えずに一気に全部突っ込んで食べました。まぁ、順番が違っても食べられない訳じゃないですし、最初からクライマックスでも十分美味しかったです。




 「お城の周りは満開ですね」


「そうね。提灯とか並んでるから、夜は夜桜とか、ええ感じなんやろうなー」


 「夜桜も見てみたいですねー」




「お城と桜」


 「合いますね」


「ちょっと奥がボケちゃったけどねw」


 「ちょっと周りがボンヤリ・・・。まま、そう落ち込まずに。お城の上まで行ってみましょうよ」


「うんむ。上から町を見下ろしてみましょう」




 「そう言えば、ずっと気になってたんですけど、町の真ん中にあるあの棟みたいな建物って何なんですかね?」

「時計台だねー。名前は忘れちゃったけど、なんか重要な建物らしいよ」


 「そへー。そうなんですか・・・」


※正確には辰鼓楼(しんころう)。札幌の時計台と並んで、日本最古の時計台だそうです。


 「こう言う桜も良いですね」


「ん?」


 「ほら、去年は夙川で桜並木がずーーっと続いてて、満開の桜がこれでもかって言うくらい目に入ってくる感じだったじゃないですか」

「うんうん。圧巻の桜並木っていう感じだったね」

「ああいうのも綺麗でしたけど、今年みたいに、こんな風に街並みの間から伸びてたり、川沿いに間隔空けて続いてる桜並木とか、街並みとか、青空とかそういうのとセットになってて、同じ桜だしどっちも綺麗なんですけど、こんなにも違うんだなーって」

「にゃるる」


 「マスターはどうだったんですか?」


「ん? ヲイラ? そーねー・・・。まー、ホント思い付きの突撃だったんだけど、いい場所に辿り着けて一安心って感じですかねー。ホント言うと、今年は仕事が忙しかったから、「桜はムリかなー」とか思ってたしさ」


 「良かったですね」


「ねー。正直、ちぃと最近忙しいから出掛ける時間も減ってきてるけど、たまにはこー、突発的にどっか行くのもええモンです」


 「はい。また時間見つけて行きましょう」


「んですなー」



                                             次回に続く・・・・・



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