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A列車で行こう7(K鉄道再建計画第1回)

A列車で行こうというゲームを多くの人は、どんなゲームだと見ているのでしょう。
きっとただ単に鉄ヲタの人が好きな電車を好きなように走らせて、キャッキャウフフするための ゲームだという認識の人は多いと思います。
然し!!実はこのA列車、それだけでの要素では語り尽くせない物を多々持っています。駅を作って電車を走らせ、そこに都市発展に必要な資材を運び発展を促したり、或いは自分自身がビルや住宅を建てて街を大きくしていくプロセスは、箱庭的な開発SLGにも劣らない程のクオリティーを持っていたり、複雑に絡み合う列車をぶつかったりしないように走らせる為に、運行ダイヤを組むと言う作業は閃きとタイミングが求められるさながら時間のパズルといった側面も持っています。
二次元的プラレールと切って捨てるにはあまりにも勿体ない、それはまさに鉄道という部分に重点を置いたシム○ティー!(←言っちまったよ・・・【※筆者後記】)
今回はこのA列車を、複数回にわたって紹介していきたいと思います。

さて、ここにとある鉄道がありました。元オーナーの名前を正確に聞いていないので、ここでは敢えてK鉄道としておきましょう。Kは社長のイニシャルで名字のほうを使っていますw
さて、このK鉄道は実は現在、

倒産寸前の窓際に追いやられています。
赤線部分がこの会社の現資金、2000億ちょっとの負債を抱えています。A7にはゲームオーバーという概念は存在しないので、一応赤字をどれだけ垂れ流しても怒られはしないのですが、SLGとしては当然会社を黒字に持っていく方向でプレイするべきでしょう。
そこで、このデータをもう少し調べてみます。A列車ではこの会社情報が意外と重要になってきます。
調べると、どうやら青線部の鉄道利益が毎日6000万近い赤字を垂れ流している事が分かります。ただ、黒線部子会社の年利益は133億程度の黒字ですね。


つぎに、バランスシートで去年の売り上げと会社運営に使った費用を見てみましょう。A7の売り上げに入る項目は、
・運賃収入にあたる「鉄道売上」
・港の使用料による「港売上」
・空港の使用料による「空港売上」
・株式を売却したときに手に入れた「株式売却売上」
・オフィスビルや商店の売上げが入る「子会社売上」
・そして株式の「配当利息」
です。ここでは黒線部、合計で580億ちょっと。
逆に費用は、
・鉄道の運行や敷設にかかる「鉄道費用」
・港の設置と運営にかかる「港費用」
・空港の設置と運営にかかる「空港費用」
・株式の購入に使った「株式購入費用」
・ビルや商業施設の建設運営にかかった「子会社費用」
・株式の購入にかかる「手数料」
・仮に銀行から融資を受けた場合の「支払利息」
です。ここでは赤線、約2000億。
つまり、去年だけで1400億の赤字を出している事になります。しかも、株式を40億ほど買っておきながら、運用失敗で26億で売却し14億ほど赤字を増やしていると言う、かなり危険な経営になっています。


次に、実際に敷設された路線を見てみます。
SS中央部マップ、白い線が敷設された路線、見にくいかもしれませんが、赤や青の長方形で表されているのが駅です。
ここはまだ発展段階なので確認程度ですが、全ての路線が繋がっていないので十分な効果を出せていないようにも窺えます。


最後に都市全体を鳥瞰してみました。
まぁ、発展途上なので全体的に寂しいのは当然と言えば当然の事です。
ただ、都市の発展に必要な資材を制作する「資材工場」が規模が大きい割に、あまり効率的に機能していない様子が窺えます。

さて、ここまで誠に非道い事に他人の作ったK鉄道をかなり滅多切りにしてきましたが、実際のところK鉄道の社長さんはA列車超初心者なので、実はこれでもまだマシな運営と言えるかもしれません。実際ヲイラも最初にプレイしたときには赤字しか出せない会社しか作れませんでした。A列車で黒字会社を作る為には、幾つかのコツが必要なのです。
さて、それでは次回以降このK鉄道株式会社を使ってA列車の紹介と、そのコツを紹介していきたいと思います。
なお、今回はK鉄道株式会社を再建するというコンセプトなので、現状の駅と路線に関しては細かい修正や規模の拡大縮小を除いて、廃線廃駅は行わないで黒字化を目指し、株式取引や、チートン並みにドル箱路線が作れる裏技的な開発法(詳細はそのうち記述します)は使わないという縛りを作りたいと思います。
果たしてK鉄道は再生するのか、次回以降にご期待くださいw

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